七草の日──暮らしのリズムを取り戻す日
七草の日──暮らしのリズムを取り戻す日

お正月のにぎわいが少しずつ遠のき、街の空気に静けさが戻ってくる頃。
カレンダーの上では、1月7日──「七草の日」がやってきます。
この日は、春の七草を刻んでおかゆに入れ、無病息災を願いながら食べる日。古くは平安時代の宮中行事に由来するといわれ、江戸時代には庶民の間にも広く定着しました。
けれど、現代の私たちにとって七草の日は、単なる年中行事というよりも「暮らしのリズムを取り戻すための日」としての意味合いが大きいのではないでしょうか。
年末年始の非日常から日常へと、心と体をやさしく戻していく──そんな季節のリズムを整える日なのです。
年末年始のゆらぎを整える

12月の後半からお正月にかけて、私たちの生活はどうしても特別モードになります。
大掃除、年越しの準備、おせち作り。除夜の鐘を聞きながら日付が変わり、新年を祝う。
元日にはお屠蘇(おとそ)をいただき、親戚や友人と集い、普段より少し贅沢な食卓が続きます。
この時期は心が浮き立ち、普段のリズムが緩むのも自然なことです。
しかし、楽しい時間の余韻が残る一方で、気づけば胃腸が重く、体がなんとなくだるい。
夜更かしや不規則な食事で、体内時計がずれてしまったという人も少なくないでしょう。
そんな「ゆらぎ」を整えてくれるのが、七草がゆなのです。
七草がゆに使われるのは、芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな=かぶ)、蘿蔔(すずしろ=大根)の七つの若草。
これらは冬の寒さの中でも芽吹く生命力の象徴であり、古くから邪気を祓う草とされてきました。
また、正月のごちそうで疲れた胃腸を休ませるには、おかゆという形も理にかなっています。
白い湯気が立ちのぼる温かな七草がゆを口に運ぶと、不思議と心まで落ち着いていく──そんな感覚を覚えたことがある方も多いでしょう。
「整える」という日本人の知恵

日本の伝統行事には、「華やかさ」と同時に「整える」ための知恵が息づいています。
年末に家を清める「大掃除」も、年神様を迎えるための心身の準備。
お正月にごちそうを囲むのは、年の初めに満たす時間。
そして、その後に七草がゆを食べて整える。
この陰陽のリズムが、昔の人々の生活の中には自然に組み込まれていたのです。
現代の私たちは、便利さの中で暮らしの「季節の呼吸」を感じにくくなっています。
カレンダーの上では一年が巡っていても、体や心のリズムは常に一定。
けれど、本来人間も自然の一部。
冬には静まり、春に向けて少しずつ芽吹いていくリズムがあるはずです。
七草の日は、その自然のサイクルにもう一度自分を合わせる日。
「今年はどんなペースで暮らしていこうか」
「無理をせず、自分らしいリズムを大切にしよう」
そんな小さな内なる宣言をするには、ちょうどよいタイミングかもしれません。
七草の日を、現代の暮らしに取り入れる

最近ではスーパーでも七草セットが売られ、簡単に七草がゆを作ることができるようになりました。
忙しい日々の中でも、たとえインスタントの七草がゆでも、ほんの一杯の温かいおかゆを味わう時間を持つことが大切です。
それは、食べるという行為を通して「今の自分を立ち止まって感じる」時間になるからです。
七草がゆを作るときは、できれば朝の静かな時間がおすすめです。
まだ外が薄暗い中、包丁で七草を刻む音が台所に響く。
その音に耳を澄ませると、不思議と心が落ち着きます。
湯気の向こうで、おかゆの白さの中に淡い緑が映える瞬間──そこには、派手さはないけれど、清らかな美しさがあります。
この小さな習慣が、一年の始まりに暮らしを整えるきっかけになるのです。
スマホの通知に追われ、常にスピードを求められる現代だからこそ、
こうした「静けさを味わう時間」が、私たちの心を豊かにしてくれます。
おわりに──ゆるやかなスタートを自分に許す日
新しい年が始まると、どうしても「今年こそ」「もっと頑張ろう」と力が入りがちです。
けれど、七草の日は「少し力を抜いてもいい日」でもあります。
無理に完璧を目指さず、少しずつペースを整えていく。
おかゆのように穏やかで、やさしいリズムでいい。
一年の最初に、自分を急かさず、整える余白を持つ。
それが、七草の日が今も私たちの暮らしに息づいている理由なのかもしれません。
湯気の向こうに漂う春の香りを感じながら、深呼吸をひとつ。
その瞬間、私たちの中にも新しい季節がそっと芽吹き始めています。
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